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2nd Stage Introduction
ラデツキー行進曲/J.Strauss I

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートのアンコールとして演奏されるなど 世界中で演奏され、耳にすることも多いこの曲は「ワルツの父」ヨハン・シュ トラウスT世が1848年オーストリアの元帥ラデツキー・ヨーゼフ・ヴェンツェ ルを讃えて作曲した曲です。
ラデツキー元帥は当時オーストリアの支配下にあった北イタリアの独立運動を 鎮圧したことにより讃えられたのですが、オーストリアの軍事力により屈服さ せられていたイタリア、その他のヨーロッパ諸国の人々はこの曲が名曲であっ ても心から歓迎するつもりにはなれなかったようです。
しかし、時が経つにつれこの曲に対する複雑な感情も消え、今となっては全世 界の人々の愛好する曲となっていることは申すまでもありません。
今宵は名曲中の名曲であるこの曲をマンドリンオーケストラのために編曲をし 演奏させていただきます。
日頃、皆様がお聞きになっているラデツキー行進曲とはまた違った味を感じて いただけるかもしれません。

いつも何度でも(「千と千尋の神隠し」より)/木村弓

ラデツキー行進曲に続き、ある意味説明の必要がない曲ですね。
新作を出すたびに映画界の記録を塗り替える宮崎作品の最新作「千と千尋の神 隠し」で主題歌となっていた曲です。
以外なことに宮崎作品といえば、久石譲氏を連想される方も多いと思いますが この曲は彼の作品ではありません。

この曲の紹介は、この曲の歌詞にて紹介に代えさせていただきます。
今宵の演奏では残念ながら「歌」は入りませんが、奏者、そして皆様方と一緒 に歌詞を思い浮かべながら、ほのぼのとした雰囲気を作り出したいと考えてお ります。

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心躍る 夢を見たい

かなしみは 数えきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える

繰り返すあやまちの そのたび ひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱ける

さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる

生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も町も みんなおなじ

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう

かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう

閉じていく思いでの そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される

はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ

海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから

(作詞:覚 和歌子)


二つの動機(モチーフ)/吉水秀徳

作曲者の吉水秀徳氏は1961年大阪府に生まれ、大阪府立四条畷高等学校マンド リン部を経て、大阪市立大学ギター・マンドリンクラブに入部、指揮者をつと められました。
現在は社会人団体のエルマノ・マンドリン・オーケストラに所属されております。
本曲は1982年、吉水秀徳氏が大学生のときに作曲された吉水秀徳氏の 処女作です。
冒頭にマンドラが提示し、後に Allegro con moto で変形して活躍する第一の モチーフと Adagio amoroso で優しく現れる第二のモチーフとの葛藤と融合が ドラマチックに展開します。そして最後に第一のモチーフが肯定される形で曲 が閉じられます。
この曲はこのステージでお贈りする先の二曲と異なり、マンドリン・オーケス トラの為に作曲されたマンドリン・オリジナル曲と言われる曲にあたります。 マンドリンを自ら体験された方以外はおそらく初めて耳にされる曲になると思 います。
しかしながら、初めて耳にされる方にとっても充分になじんでいただける非常 に聞きやすい夢のある曲であると思っております。
「二つのモチーフ」の作り出す葛藤と融合の様を、どうかリラックスされてお 聞きください。

Conductor
広川 正弘
<ステージ紹介>
2部のステージ紹介をさせていただきます。
紹介の担当は、このステージにおいて指揮者を務めさせていただきます本籍 ドラパートの広川正弘です。よろしくお願いいたします。
このステージは、前半部分においてマンドリンオリジナル曲(マンドリンオーケス トラで演奏されることを想定して作曲された曲のことをこういいます。)ではない 曲、「ラデツキー行進曲」、「映画「千と千尋の神隠し」より いつも何度でも」を 後半部分にマンドリンオリジナル曲である「二つの動機(モチーフ)」を演奏させ ていただきます。
ある意味、クラシック、ポピュラーからの編曲による曲、そしてマンドリンオリジ ナル曲とステージとしての統一性はとれていないかもしれませんが、自分たち で演奏したい曲を選んだ結果、このような選曲となりました。
(「ラデツキー行進曲」、「映画「千と千尋の神隠し」より いつも何度でも」の 二曲はカーニバル初の団員公募により選曲された曲であることを紹介させてい ただきます。)
最初は私も「このようなバラバラな選曲でよいものだろうか?」と少し考えはした のですが、それはクラシックの曲、ポピュラーの曲、マンドリンの曲というように 曲に対するジャンルを気にしすぎていたからだということに気づきました。
どのようなジャンルの曲であれ、音楽をやることには変わりはありませんし 曲のジャンルによる優劣などつけられようはずがありません。
今宵の演奏会でもちょうど中間にあたるこのステージ、ジャンルにこだわりなく 私たちの好きな音楽を演奏させていただきます。
客席の皆様方も充分にくつろいだお気持ちで、私たちと一緒に音楽を楽しんで いただければ幸いです。
なお、このステージではカーニバル恒例(といっても、まだ2回目ですが)の新人 指揮者デビューをさせていただきます。
今年の新人指揮者はギターパートの宮川祐くんで、「ラデツキー行進曲」を指揮 します。
彼の初々しい指揮者ぶりもこのステージの大きな見所のひとつといえるでしょう。
では、2部のステージ、ごゆっくりとお楽しみくださいませ。

Conductor
宮川 祐
“自分を変える”‥‥‥これがここ最近の自分の目標です‥‥。自分を変えるために 僕はカーニバルに来たと言っても過言ではないですね。そしてここで音楽の幅を広げたいと 思っていました。そんなあるとき、U部のメイン指揮者である広川氏に指揮者になる きっかけを与えて下さいました。
振りはじめてから本番までたった3ヵ月‥‥。はっきり言って最年少の僕が、偉大なる カーニバルの皆様の前に立つのは大変ビビッています。たぶん本番は茶髪の男が台の上で 踊らされるジュリアナ状態☆(死語)になってしまうかもしれません‥‥。
僕の初振りの曲は「ラデツキー行進曲」です。まさに自分にとってこれは、 “新たな自分への行進”です。いったい僕はどこまで変われるでしょうか?
一応本人は自分なりにガンバッテみるので、僕の熱い熱い振りに迄うご期待!!
最後になりましたが、僕のワガママに付き合ってくれた広川氏には本当に感謝です!!
まことにありがとうごさいます。